philosophy

私たちの理念

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私たちの理念

archaeaism

私たちが大切にする理念
アーキアイズム

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私たちが大切にする理念
アーキアイズム

外側のたたかいと内側のたたか

「顔も見たくない」
「あの人には我慢できない」
「話してもムダ」

苦手な相手には、こんな想いがどんどん湧いてきて、つい嫌な態度を取ってしまったり、語調がキツくなったりしてしまいませんか。

「もうあの人のことは気にしなければいい」
「必要最低限のやり取りだけして、関わらないでおこう」

相手を受け入れないと決めて、一定の距離を取る。
ストレスから自分を守るためにも、行きつきやすい結論です。

しかし、ギスギスした空気感は相手や周りの人に伝わって場の空気を悪くします。相手を受け入れないと決め込んでしまえば、関係性は悪化するばかり。これはいわば、『たたかいの場を自分の外側に置いている状態』です。

一方で、相手を受け入れようと心の中で葛藤することは、「たたかい」を自分の内側で行うこと。これは、『たたかいの場を自分の内側に置いている状態』です。私たちは、この『内なるたたかい』がコミュニケーションにおいて必要だと考えます。

相手を理解しようとしても、

「あの人はどうしていつも…」
「私のことをもっと考えてほしい」
「せっかくやってあげたのに」

相手に対するネガティブな想いというのは、こんこんと湧き出てきます。

「こんなこと思っちゃダメだ」
「私って心が狭い?」
「でもやっぱり許せない!」

そして、相手のことを許せない自分に落胆し、そのうち自分のことまで嫌いになってしまいそう。

この『内なるたたかい』は、エネルギーを消耗して、とても疲れます。しかし、相手のことを受け入れられたときに得られるものは、その分大きいのです。最大の収穫は、互いの良さを理解し合い、苦手を補完し合う協力関係が築けるようになること。

そして、このコミュニケーション術は、実は私たちの遠い祖先が約20億年前にすでに確立していたのです!私たちは、このコミュニケーション術のことを『アーキアイズム』と呼んでいます。

私たちの祖先、古細菌アーキア

私たち真核生物の祖先は「アーキア」と呼ばれる単細胞生物でした。

この単細胞生物だった「アーキア」が私たちのような多彩な真核生物になっていく進化の過程に、実にドラマティックな出会いがあったのです。

私たちの祖先「アーキア」は、まだ酸素がなかった頃の地球で生きていました。ところが約27億年前、光合成をする生物が大繁殖し地球に酸素が大量発生します。それまで無酸素の環境で生きていた生物にとって、酸素は猛毒でした。当然私たちの祖先「アーキア」にとっても、それは同じこと。

「当時の生物たちは相当なパニックに陥っていたことだろう。その逆境を生き延びるために「アーキア」が採るべき選択肢は2つあった」とある生物学者は言います。

その選択肢とは、

① 酸素のない場所に逃げる
② 逃げずに酸素と共に生きる方策を探る

私たちの祖先「アーキア」は、結果として②を選択しました。

では、どうやって猛毒の酸素と共に生きられるようになったのでしょうか。

「ガスマスク」の装着をしたのです。「ガスマスク」とは、現在では当然のように私たちの細胞内で共生している「ミトコンドリア」のことです。

「ミトコンドリア」は酸素を解毒することができました。その「ミトコンドリア」を自身の体内に取り込むことによって、「アーキア」は猛毒の酸素がある環境下でも生きられるようになりました。

さらに、エネルギー生産を「ミトコンドリア」に一任することで、私たちの祖先「アーキア」には余力が生まれ、情報処理に専念することができるようになったのです。それにより自分の細胞を複雑化させたり、多細胞化することが可能になりました。

私たちの祖先は、生物界で初めて

・アーキア=操縦士(情報処理)
・ミトコンドリア=動力(エネルギー生産)

という「分業」を実現したのです。

「アーキア」は自分の不得意を理解し、自分とは異なる得意を持った生物「ミトコンドリア」を自身の内部に取り込みました。それにより、不得意を補完してもらうだけでなく、能力として重複していたエネルギー生産部門は「ミトコンドリア」に明け渡し、生まれた余力で自らの得意をさらに伸ばして進化・発展していきました。

約20億年前に私たちの祖先が成した、この「分業」による進化と発展。彼らの子孫である私たちにもできる気がしてきませんか。

アーキアイズムで進化・発展を

互いに理解し、進化・発展する『アーキアイズム』。
やるべきことは、たった2つ。

① 自分の得意・不得意を理解する
② 相手の得意・不得意を理解する

これだけで、

「なんであの人はできるのに、私はできないんだろう」
「あの人のこういうところが苦手だ」
「私だってできるのに」

というネガティブな感情が ──

「あれはあの人の方が自分より得意だけど、これに関しては自分の方が得意だ」
「あの人のこういうところは苦手だけど、こういう良い面もあるからまあ良いか」
「これはあの人に任せて、自分はより得意なこっちをやろう」

と、変化していきます。

感情が整理され、葛藤や落ち込みが減り、人間関係も良好になります。

あなたの得意・不得意がDNAで科学的にわかるようになった時代の恩恵を受けて、あなたも祖先「アーキア」のように、『アーキアイズム』で進化・発展してみませんか。