月に一度の「DNAラボ」。
3月は、初参加の方から常連さんまで、総勢17名の研究員の方にお集まりいただきました!

【開催決定】リアルDNAラボ2025 OSAKA
今年も、リアルDNAラボを開催することになりました!
今回の開催場所は大阪。
大阪万博と合わせて、ぜひ遊びにいらしてください!
詳細とお申込みはこちらから↓

今回の研究テーマ
3月の研究テーマは、「人との『価値観の違い』どういう時に感じる?」。
ハプログループごとにチームに分かれて話した後、どんな意見が出たのかを全体で共有してもらいます。今回も、とっても面白いご意見が集まりました!
ハプロDの発表
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価値観の違いを感じるポイント
・心地良い空間
(自分は室内でお茶するよりも日差しのある外でお茶しながら話すのが好きだが、後々一緒にお茶していた人に聞いたら「日光アレルギー」「寒かった」などの感想をもらって「室内の方が良かったね、ごめん」となる)
・意思表示
(相手が意思表示をしてくれない時。言動が一致しないと困惑する)
・チーム体制の作り方
(体調不良などで急に会社を休む同僚に「繁忙日は休んでほしくない」と要求してくる人がいて、思いやりがないと思う)
・旅における優先順位の違い
(ホテルや食べ物にお金をかける人、優先度が高い人は価値観が違うと感じる。自分は誰と行くかが一番大事で、ホテルや食べ物は適当でいい)
・旅行先の選定
(登山仲間がいるが、相手は同じ山には登りたがらないし、毎回登山服が一緒なのを嫌がるが、自分は誰と行くかが大事なので、同じ山でも同じ服でもいい)
・正しさの追求
(学びの内容が正しいか間違っているかの議論をしている人がいると、価値観が違うと感じる。何を学ぶかは人それぞれで、正しいかが問題ではないと感じる)
落とし所、対処
・人の価値観を否定することはしたくないので、黙っているのが一番と思う
・嫌だと伝えてもやめない人とは付き合わないか、最低限の付き合いにする
・相手と認識共有、安心感を与えるなどして寛容になってもらう

ハプロDは、外の空気を感じながら、ゆったりした時間を過ごすのが好きです。比較的日焼けなども気にしないため、こんなに気持ちいいんだからみんなも同じだと思いますが、中には日光に当たることを気にする人や、室内の方を好む人もいます。自分だけその時間を楽しんでいて、実は相手は「楽しくなかった」「嫌だった」などと後から聞くと「楽しかったのは自分だけだったんだ」といたたまれない気持ちになります。
また、ハプロDは、相手軸で、相手の思っていることが気になります。相手の言動にズレがあったり、違和感を感じると、「なんで言ってくれないんだろう」と残念な気持ちになります。
ハプロDにとっての旅行の目的は、「人」「空気感」です。
「何をするか」よりも、「誰と行くか」や「人との出会い」が大事です。また、旅行先のその土地の空気感や文化などを感じることが気分転換になります。宿泊場所や食事にはお金をかけたいと思わず、「寝れればいい」「土地のものが食べれるならスーパーでもいい」というふうに優先度は低いです。
学びに関しては、学習内容の正しさよりも、そこから何を学ぶかは人それぞれであり、何かを得ることに価値があると考えます。
価値観が違う人に対しての落とし所や対処としては、ぶつかるならお互いの価値観の違いに関しては言わないという姿勢を取ったり、実際に自分に影響があるような場合は、適切な付き合い方にするなど、相手に対してアプローチしない傾向があります。
ただ、価値観の違いで自分以外の誰かが大変そうだったり、被害を被っている時には、相手との落とし所を見つけようと話したり、問題点を伝えるなどして相手にアプローチをします。
ハプロMの発表
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価値観の違いを感じるポイント
・自己表現の度合い
(友達から個性的だねと言われるが、自分を出しているか抑えているかの違いを感じた)
・仕事のメールの長さ
(自身は相手に気を遣ったり、相手の立場に立とうとして長文になりがち。上司は要点だけを伝える簡潔派でいいなと思うので、良いとこどりをしたい)
・仕事の途中確認
(自身はゴールだけやってくれればいいし、ゴールが違っても良い結果なら良いと思う。途中経過はいらないが、細かく確認してくる人に違いを感じた)
・推しとの距離感
(推しに近づくことができるか遠くから見るだけでいいかで違いを感じた。自身は近づいて認識してもらいたいが、同じMでも遠くから眺めていたい派もいる)
落とし所、対処
・人に対してアドバイスをしない
・相手の真似をしようとせず、自分のスタイルを活かしながらやる

ハプロMは発信者。特に、自分を誤解なく相手に伝えたいと思っています。
ハプロMにとって、自分を表現することは自然な欲求であり、それゆえに、社会ではむしろ自己表現を抑えて我慢していると感じることも多いのです。
また、「自分」という人間を誤解されることに抵抗を感じやすく、相手に正しく「自分」を知ってもらいたいと考えます。
アジアタイプであるハプロMは、上下関係を重んじ、目上の人に対して気を遣います。誤解のないように、失礼のないようにと注意をした結果、報告が長くなることがあります。
ハプロMの上司は、部下に仕事を振る場合、意図通りの結果、もしくは、自分の想定とは違っていても良い結果が得られれば「良し」とするタイプで、その過程は問いません。途中経過報告をされるのは、むしろ面倒なものとして好みません。
ハプロMは推し活が盛んなタイプです。常に何かにハマっていることが多く、ハマるものが変遷していく感じです。それゆえに推しとの距離感という概念も生まれますが、ハプロMの中でも、推しに認識されたいタイプ、遠くから眺めていたいタイプに分かれるようです。
また、このハプロMチームのグループワークの中で、上司の伝達スタイルを取り入れたいというハプロMさんのお話に、「自分のスタイルを活かしながらやったらいい」「大丈夫、できるよ」という温かい声かけがあり、とても有り難かったそうです。
他のハプロの価値観で、新しい世界が見える素晴らしさもありますし、同じハプロ同士だから、理解しあえる価値観や心に響く励ましもありますね。
ハプロRの発表
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価値観の違いを感じるポイント
・縁の作り方
(同窓会にて。自身は、何十年も会っていない友人より、新しい出会いに心が向く。友人は、久しぶりに会った人から新しい縁が広がるんじゃないかと言っていて、違いを感じた)
・イベントの進行の仕方
(クイズコーナーを進行する際、自身は滞りなく進行できるかを重視していた。一緒に運営していたハプロDの人は、みんながクイズに正解できるか、楽しめるかを重視していて違いを感じた)
・人生観
(自身は自分発信だけど、相手は来たものを受け止めて流していくタイプ)
・ポイ捨てのゴミの対応
(自身は、清掃の職員の人の責任だと思って見逃している。ハプロNのパートナーは、わざわざ拾ってゴミ箱に捨てる)
落とし所、対処
・どちらが正しいじゃなく、両方大事
・最初は全然違うと感じていたが、よく考えたら補完関係にあると気づいた
・自分は自分、相手は相手

ハプロRは、自分のポリシーがはっきりしているタイプです。よって、自分のスタンスと相手のスタンスの違いが見えやすいとも言えます。
個人主義・個別主義のハプロRは、社会活動においては干渉をしないタイプ(家庭では干渉タイプになります)。自分は自分、相手は相手と個を尊重します。
ハプロRは人見知りで、人との縁の作り方は必要かどうかが重要になります。人から人へ無作為に縁を広げていくというよりは、自分で選びながら必要最低限の人脈を作っていくタイプです。
物事を進めるにおいて、計画通り、予定通りに進行することに重きを置き、イレギュラーやハプニングを好みません。仕事においても、期限に合わせて内容のクオリティを調整することができます。一方ハプロDは、人に重きを置くタイプであるため、会の参加者のバランスや気持ちを気にします。そこに重点を置きすぎて予定通りに物事が運ばないこともあるので、ハプロRとハプロDの両方が必要ですね。
また、自分自身が決めて行動をしているということも大事なので、人生においても「自分が自分の人生を生きる(コントロールできている)」ことが重要です。
個別主義で責任分担を明確にする傾向のハプロRは、自分自身の責任分担に干渉されることに敏感ですが、その分相手の責任分担にも干渉しません。ゆえに社会においても、自分の責任分担ではないと思ったものは触りませんが、エピソードにあったように、ハプロNは、ヒーローマインドが強く、誰かがやるなら自分がやるという気持ちでゴミも拾います。個の責任分担を尊重するハプロR、みんながスルーしがちだけれど時には誰かがやらなければいけないことを率先してやってくれるハプロN、共に社会にとっては必要ですね。
ハプロNの発表
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価値観の違いを感じるポイント
・連絡の必要性
(仕事で相手のために手を尽くしたのに、無事に終わったという連絡をもらえなかった)
・想定外の状況に対する対応
(新幹線が止まった時に、自身なら色んな対処方法をシミュレーションするが、知人はどうにかなるとお酒を飲んでのんびり構えていた)
・安心、安全の確保とお金
(新幹線が止まった時、自分なら早くホテルを押さえて安心安全を得たいし、無駄な体力はないのでそういうところに余力を使いたくないが、知人はそこにお金を使いたくないと言っていた)
落とし所、対処
・連絡をもらえないのは、軽んじられたと思って傷つくし、無駄だったのかなと思う
・旅行に行く時は、大事なところだけ決めてそれ以外は自由に動きたい。ハプロNと一緒に旅行に行く人は、気をつけてください(笑)

ハプロNはヒーローマインドを持っているので、困っている人がいると助けてあげたくなります。しかし、助けてあげたからには、事後報告や感謝の気持ちをきちんと伝えられたいタイプです。それがなければ、「自分のことを軽んじられた」「あんなにやってあげたのに感謝の一言もない、、、」などと傷ついたり、不快に感じます。
また、ハプロNは危機管理能力が高いタイプ。想定外の出来事が起きると、まず考えるのは安心・安全の確保です。リスクを取り除いて初めて次の一歩を考えることができます。
慎重で危機管理能力が高いハプロNですが、リスクヘッジをしつつ冒険をするタイプ。冒険をするためのリスクヘッジとも言えますね!
質問コーナー
研究員の方から届いたご質問に、みんなで答えていくコーナー。今回も、とても興味深いご質問が届きました。
【質問】仕事で年間目標やチャレンジしたいことを考える時に、「目標」という言葉で考えを進められますか?それとも別の言葉がいいですか?
zoomのチャット機能を使って、みなさんのお声を聞いてみました。
ハプロDのお答え
・周期、巡り、循環
・仕事で毎年、目標設定させられますがいつも苦痛です。どんな物理的な達成をしたいかより「どういった気持ちでいたいか」ですね。
・大まかに、抽象的な感じに、〇〇になるように行動しよう、など。
・ノリで目標は立てますが、3日で忘れます。
・「いま気になっていることはなんですか?」目標は苦手です。
・私は気が散りやすいというか、優先すべきことは一応わかっているのに、なぜか後回しにしたりしています。だから目標を立てたほうがいいかも。
ハプロMのお答え
・「やりたいことリスト」になっちゃうかも。(ほぼその通りにはならないけど)
・目標設定、特に長期が苦手なので、「やってみたいこと」だとしっくりきます!
・「(いつ/〇月など)までにできてたらうれしいこと」
・就活のときに「達成したい的=目的に届くために、標として目標を立てる→数字入れないと!」と言われたのを思い出すので、「目標」ときかれると構えちゃいます。
・「やってみたいこと」
・「今年やってみたいこと」「トライしてみたいこと」。今年やり遂げたいこと、とか大きい感じで言われると萎縮しちゃうので、気軽な感じがいいです。
ハプロRのお答え
・目標という言葉で出せるとは思いますが、有言実行しないととか、達成率100%にしないと、という意識が強まります。たしかにやりたいことという言い回しの方が気が楽かも。
・公私と分けた方が目標をイメージしやすいです。
・数字で。売上とか。
・私は仕事をしていませんが年の初めに心の目標、具体的な行動目標をかきます。
ハプロNのお答え
・方針
・私も目標立てるのが苦手です。しばられる気がするからかな?「やりたいこと」とか「めざしたいこと」が良いかもです。
【お知らせ】共著で本を出版します!

みなさんに、スペシャルなお知らせがあります!
実は、『DNA起業』というタイトルで、中野さんと一緒にKindle書籍を出版いたします!

今執筆を進めているところですが、改めて書いてみると、人間を定義するのは本当に難しい!
今みなさんが受け取っている「DNAトレイツ」は、恵美さんが長年の研究の末に、厳選に厳選を重ねてまとめ上げられた情報です。情報は活用して初めて価値がありますので、ぜひあなたの人生に活用してください。DNAトレイツを解像度高く理解するきっかけとして、このDNAラボをご活用いただければいいかなと思います。