【レポート】DNAラボ May 2025

月に一度の「DNAラボ」。
今月も、ハプロの違いを体感する充実した研究となりました!

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今年のリアルDNAラボは、万博で注目が集まる大阪で開催します。
リアルだからこそ体感できる、ハプロの面白さとつながり。
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今回の研究テーマ

5月の研究テーマは、「あなたにとって癒しとは?」。
ハプロごとに癒しの源泉は違うのでしょうか?

ハプログループごとにチームに分かれて話した後、どんな意見が出たのかを全体で共有してもらいます。今回も、とっても面白いご意見が集まりました!

ハプロDの発表


何に癒される?


・祈り
・神社
・人の優しさ
・風
・好きな俳優さんを見る時
・植物、花
・天気のいいところにいる時
・昼寝、寝ること
・一人の時間


癒される理由は?


・自然体でいられる
・邪気が取れて自然の気と溶け合う
・人がいるだけでアンテナが立って消耗するので、一人の時間に癒される
・あるがままの自分を肯定できるようになる
・元気が整う
・自然とつながった時に癒される


DNAトレイツの解説
キーワード:人、自然体


木村恵美(ハプロD)

ハプロDは、精神世界が好きです。祈りや自然を通して精神世界を感じると、癒されたり精神が安定したりします。精神世界を感じることで、人間関係や物質的な日常で背負っている様々なものをおろして、自然な自分=自然体に戻ることに癒しを感じるんです。

また、好きな俳優さんに癒されるのと、植物や花で癒されるというのは実は同じことで、綺麗なものを見て癒されている状態。「目の保養」ですね!

一人の時間に癒されるというご意見もありましたが、ハプロDの場合は、決して一人が好きという意味ではありません。ハプロDは、いろんな人に会っていないと閉塞感を感じて、逆にストレスを感じやすいタイプ。デフォルトが人と関わっている状態だからこそ、一人になる時間に癒されるのです。

その他、「寝ることや、一人でいる時間に癒されていることに罪悪感を感じていたけど、みんな一緒でほっとした」というご意見や、「この前犬の散歩中に、犬にまで気を遣っている自分を発見」というご意見がありました。「一人で居たい=相手を否定している」と感じて後ろめたく思ったり、意思の疎通があれば犬にも気を遣ったりと、なんてハプロDなのでしょうか(笑)

ハプロMの発表


何に癒される?


・歩いている時の風
・荘厳な雰囲気
・サーフィンで波に乗っている時
・もふもふを触っている時
・落ち込んでいる時に服を着替えてカフェで読書する


癒される理由は?


・頭の中を空っぽにできる
・開放感を感じる
・気持ちのリセットができる


DNAトレイツの解説
キーワード:開放感、気分転換


木村恵美(ハプロD)

ハプロMは、頭の中が賑やかなタイプです。考え事が止まらなかったり、自分の声や、時には自分以外の声が頭の中で会話していたりと、常に声が聞こえているような状態の方が多いのです。だからこそ、一旦頭の中を空っぽにする時間が大事。だからと言って、静寂を求めるわけではありません。ハプロMが好きなのは、開放感、爽快感などのエネルギーの解放や、荘厳な雰囲気など、周囲からのエネルギーを感じることです。「エネルギーの流れ」を感じることが、ハプロMにとっての癒しなのです。

また、かわいいものが好きなのも、ハプロMの特徴。キャラクターグッズやぬいぐるみなども好きで、相手が反抗したり意見を言ったりせず、可愛く佇んでいるのが良いという方も(笑)

自分の好きな触感のものに触れることも、ハプロMにとっては癒しになります。もふもふの服やぬいぐるみ、モチモチのスライムなどを触っていると、何も考えずにいられて幸せだそうです。

そして、ハプロMはネガティブな気持ちになると、そこから何とか早く気持ちを切り替えようとします。例えば、「落ち込んだ時は、好きな服を着てお気に入りのカフェで好きな本を読む」など、ハプロMは好きなもので自分の気分を高め、気持ちを切り替えることができます。変化を起こすエネルギーが高いハプロMは、他のハプロに比べると自分の気持ちの高低も自分の力で変化させることができるのです。つまり自分を自分で癒すタイプということですね。

ハプロRの発表


何に癒される?


・総じて一人の時間
・大きな公園で自分一人ボーッとする時間
・自然の中で一人過ごす時間
・Youtubeで動物の赤ちゃんの動画を見ている時
・車からボーッと外の景色が流れるのを見ている時


癒される理由は?


・社会から解放される(誰にも入ってきてほしくない)
・自分をリセットできる
・自分の立ち位置に戻れる


DNAトレイツの解説
キーワード:ひとり、自分の立ち位置


木村恵美(ハプロD)

ハプロRは、社会に生きるタイプ。いつも周囲の動向を見ながら戦略を立てたり、競争したり、社会で認められるために実績を積み重ねたりと忙しいのです。だからこそ、そういう人間社会から解放される一人の時間が癒しとなります。

一人の時間は、周囲からの干渉から解放されてボーッとしたり、また、じっくり考え事をしたりします。「周囲からの干渉」のことを、ハプロRさんは「雑音」や「雑念」と表現します。干渉されることを好まず、社会で戦うハプロRには、「雑音」や「雑念」から解放される一時休戦の時間が必要です。

そしてまた、ハプロRは社会という喧騒の中で「自分」を保ち続けるために、「自分に戻るための時間」を必要とします。

ハプロRは、自然の中など人がいない空間で一人でいることも好きですが、知らない人ばかりの雑踏の中、カフェで一人で過ごしたり、またドライブをしながら一人になるのも好きです。

今回ご参加のハプロRさんに、「一人になるなら家でもいいのでは?」とお聞きしたところ、「家だと家族もいるし、宅配便も来るかも知れないから干渉はあるので」とのことでした!確かに「動的引きこもり」のハプロRらしく、やはり一人になるのは外がいいようです。

※「動的引きこもり」とは、ハプロRの方が名付けられた、「外で引きこもる」というハプロRさんの性質です。

ハプロNの発表


何に癒される?


・家族のもとにいる時
・赤ちゃんを抱っこした時
・飼っているペット
・映画やドラマ
・一人での旅行
・自然の中にいる時


癒される理由は?


・普段伝わらないことが多い
・普段は気を遣うので、100%自分でいられる時間が癒しになる
・現実逃避できる


DNAトレイツの解説
キーワード:生命、100%の自分


木村恵美(ハプロD)

ハプロNは、大自然からエネルギーを感じたいタイプ。グレートジャーニー(人類の拡散の旅)においても、いち早く新大陸に進出していったのがハプロNでした。

ハプロNの分布する地域は自然信仰が根強く、大自然に対峙する時間は癒しであり、また、「人は自然に対して害悪になりうる異物的存在」と捉えるところがあります。

また、ハプロNは大自然の厳しさに対峙することで「生命力」を感じたいという側面もあります。以前ご紹介しましたが、写真家の石川直樹さん(ハプロN)も「自分の身体を通じて世界を知りたい」と8000mの山々に挑み続けました。ハプロNにとって、自然に向き合う時間は「生と死」を感じる時間なのです。

ハプロNは日本人の中では約14%と一番の少数派であるため、「自分の言いたいことが伝わらない」「周囲とは違う」と感じやすいです。

さらに、完璧主義の性質もあり、変な風に見られないようにと気を遣って過ごしています。そんなハプロNにとって、ありのままの自分、100%の自分を出せる時間が癒しの時です。

また、完璧でいなければというプレッシャーや気遣いから時には逃げたくなることもあります。映画やドラマに没頭したり、一人の時間はそのような現実から離れられる癒しの時間になります。

ハプロNの参加者の方から、ハプロDの方の「ありのままの自分を受け取ってもらえるのが癒し」という発言が衝撃的だったというご感想をいただきました。

ハプロDさんにとっては「ありのままの自分」を相手に受け取ってもらって初めて癒しですが、ハプロNさんは「自分がありのままでいられることに全集中」であり、それを他者に受け取ってもらうという発想は斬新だったようです。

「ありのままの自分」というキーワードは共通していても、終着点はまるで違うのが、ハプロの面白いところですね!

質問コーナー

研究員の方から届いたご質問にお答えするコーナー。今回も、とても興味深いご質問が届きました。

【質問】自分が話したことが相手に正しく伝わっていないと感じた時、そのことをどう相手に伝えますか?

zoomのチャット機能を使って、みなさんのお声を聞いてみました。

ハプロDのお答え

・相手の優位な感覚に合わせて説明し直そうと努力する。
・伝わらないと困る内容であれば、別の話し方、切り口にする。困らなければ放置する(笑)
・その事に対しての質問をして確認する
・伝える必要性があるのなら、表現と説明を変えて伝え直す。必要がなければ話題を変える。
・相手と内容により、諦める。
・分かりやすい例に言い換えて言う。それでもだめなら諦める。

木村恵美(ハプロD)

ハプロDの伝え方の特徴は、相手が理解しやすいポイントを探したり、切り口を変えながら説明を加えていくスタイルにあります。

伝わっていない原因は、情報不足または、伝え方の切り口にあると考えます。また、特に伝えなくても支障がないと思う場合は、伝えることは諦める傾向です。

仕事の場面など支障があるものは、伝わるように説明を繰り返すものの、例えば自分の考え方など自分に関しての勘違いや誤解に対しては、無理に相手に伝えたり納得させようとはしない傾向があります。

仕事や作業を依頼する場合に、色々試しても伝わっていないと感じたら、最終的には「とりあえずやってみて!」と進めつつ、理解の齟齬の場所を見つけながら伝えていく場合もあります。

ハプロMのお答え

・前提をまずは揃える。
・「おや?」と思ったら、相手が好きそうな分野のたとえに言い換えて反応を見る。
・「伝え方が悪かったかな」と言って、もう一度、確認しながら相手が分かりやすい伝え方を考えて伝える。
・仕事ながら、一つずつゆっくり説明する。どうでもよければ、スルーする。
・まず「伝え方が悪くてごめん」と言ってから、熱意をもってもう一度伝える。「大丈夫、もう十分伝わったから」と言われることが多い。

木村恵美(ハプロD)

ハプロMの伝え方の特徴は、再度説明するときに「相手を安心させようとする」こと。

「理解してなくても大丈夫だよ」「分からないのはあなたのせいではないよ」という安心感を与えて、相手の気持ちが萎縮しないように心がけます。

また、「相手の好きそうな分野の例えで」「ゆっくり確認しながら」「熱意をもって」説明し直すのが特徴です。

ハプロMの場合、自分に関すること(考えや自分という人間に関してのこと全般)で正しく伝わっていないと感じた場合は、誤解を解消しようとします。ただし、それは誰に対してもというわけではなく、「この人には誤解をされたくない」と思っている相手に対してに限ります。

また、ハプロMは「影響を与えたい」「相手の考え方は変えられる」という考え方をもっていて、絶対に理解してほしいこと、伝えたいことを伝えるときは熱量高めに話します。

効率主義、時短主義のハプロMにとって、伝達するときに自分の言い回しで言葉数少なくても理解してくれる人がいてくれると助かります。仕事においても特定の人をすべての人への伝達窓口にすると伝達のストレスが軽減されます。

ハプロRのお答え

・違う表現でゆっくり喋り直す。
・伝わっていないということは、こちらの伝え方が曖昧な部分もあると思うので、簡潔に分かりやすく伝え直す。

木村恵美(ハプロD)

ハプロRの伝え方の特徴は、ゆっくりと、より簡潔に話したり、同じ説明を再度繰り返すところにあります。

説明を足していくハプロDとは反対に、より無駄を省いた簡潔な説明にしていくのが特徴です。

ハプロRは自分のスタイルを確立するタイプなので、説明するときもスタイル(順番や過程)もある程度決まっています。基本的には相手によって自分のスタイルを変えることはなく、自分の説明スタイルをより簡潔にしたり、ゆっくりと話したり、何度も繰り返すことで相手に理解してもらおうとします。

「説明しても伝わらない」と感じた場合は、見本を見せることで伝えたりもします。

相手の反応が悪い、または反応がないと感じる場合は「相手のやる気がないのかな」や、「こんなに難しいのなら頼まないほうがいいのかな」と思って説明を止める場合もあります。

ハプロNのお答え

・伝わっていないことが周りから伝わることがある。プライベートだったら、相手が勘違いしたことに自分が合わせる。仕事だったら、もっとゆっくり話し直すとか。相手に行動してもらうのは苦手なので、自分がやっちゃうかも。
・違う方向から話してみるけど、伝わらなければ誰かに伝えてもらうか諦めるかも。

木村恵美(ハプロD)

ハプロNの伝え方の特徴は、伝わらないと感じたときは誰か他の人に伝えてもらうということ。

第三者に通訳してもらうことで伝えようとしたり、あるいは無理に伝えようとせずに相手の勘違いに合わせたり、仕事の場合は伝えようとするよりも自分自身がやることでやり過ごそうとするなど、伝わっていないことに向き合わないことを選ぶ傾向があります。

相手に何か行動を依頼した場合、相手の反応が肯定的ではないと感じると、ハプロNは自分自身で作業を引き取って抱えこみやすい傾向があります。

行動の依頼でも、説明をするときも、自分からのアプローチに対して相手に受け取ってもらえない(意図的でなくても)、伝わらないという要素を敏感に感じ取り、それを避けようとする傾向が見られます。

日本においてマイノリティ(日本人の14%)として、理解されないことが比較的多い中で生きるハプロNらしい反応とも言えます。

また、ハプロNが伝達をするときは、自分の決めた伝達の流れ通りに説明することを好みます。話の途中で相手からの質問や発言で脱線しそうになっても、脱線はせずに「後で説明します」や「後でそのことは話しましょう」というふうに一旦横においておいて、既定路線に話を戻します。

ハプロRも同様で、ヨーロッパタイプは話の流れが既定路線型で決まっていて脱線しづらいのに対して、アジアタイプ(ハプロDとハプロM)は展開型でその時の発言などで派生(脱線)していきやすい傾向があります。