月に一度の「DNAラボ」。
2月は30名近い方にご参加いただき、月は、初の夜ラボ。好きな飲み物を片手に、楽しい研究となりました。

今回の研究テーマ
2月の研究テーマは、「『イラッ』『ムカッ』のコントロールどうしてる?」。
ハプログループごとにチームに分かれて話した後、どんな意見が出たのかを全体で共有してもらいます。今回も、とっても面白いご意見が集まりました!

ハプロDの発表
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どんなことでイライラする?
・もう間に合わないようなタイミングで急に仕事を振られたとき
・家族に自分の時間を奪われること
・受け入れ難い状況
イライラした時、どう反応/対処している?
・言わずに流す
・相手によって言っちゃう
・なんとなく伝える
・距離をとる
・ことを荒立てないようにしたいけど最終的には言っちゃう
・周りくどいことを言いつつバレてるかも
・近い人により言ってしまう(お姑さんよりも夫に言う)
・距離がある相手にはその時に反論の言葉が出てこないが、身内だと瞬間湯沸かし器になる
・母にイラッとくる
・時間が奪われてイライラしないように、時間を奪う案件を自分の役割とすることでイライラしなくなるように訓練中

ハプロDは、他人が原因で自分の時間が奪われることに敏感です。自分しかいなければ、当然のようにできる作業も、複数人の人がいる状況では、他の人が何もしないことや、他人のせいで自分の仕事量が増えることがストレスになる傾向があります。
解決法は、自分が気になることは自分がやると腹を括ることです。
例えば一緒に部屋を使っていて、散らかっていても、気になる人と気にならない人がいますが、ハプロDはどちらかというと気になるタイプ。「なんでこんなに散らかすんだ!」とイラッとしがちですが、気になるのは自分ならば「自分が片付ければいいのだ」と割り切る方が精神状態は良くなります。
また、ハプロDは内弁慶タイプ。より近い人に対して、よりイラッムカッと感じやすい傾向があります。
遠い人には基本姿勢が気を遣ったり、よく思われたかったりと外面を気にするタイプであるため、ネガティブな気持ちが発動しづらいのです。一方で、近い人には感情的になりやすく、関係性が近くなればなるほど、ネガティブな感情も表現しやすくなります。
イラッと来ても流すのは、まだ一定の距離がある時。夫や母、子供に対してなど、距離が近くなるにつれて、ちょっとしたことでもイラッときたり、それを我慢せずに伝えます。
ハプロDが注意しなければいけないポイントは「言い方」です。ハプロDは、ネガティブな感情を上手く伝えるのが得意ではないタイプ。さらに我慢をした上で伝える場合は、我慢分のストレスも上乗せされるので、言い方がキツくなりがちです。伝える時には、一呼吸おいて、「言い方」を気を付けてみてください。
ハプロMの発表
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どんなことでイライラする?
・自分を軽くあしらわれたと感じるとき
・自分を見下されたと感じるとき
・偉そうにされたりマウントを取られたと感じるとき
・頼んだことしてもらえないとき
・相手が責任を持ってないと感じるとき
・否定されたとき
・公共のマナーを守らない人に対して
イライラした時、どう反応/対処している?
・相手に期待しない
・この人は違う感覚だと悟る
・自分のエネルギーとられると感じる相手とは関係をフェイドアウトする
・イラッと感じたくないのでその場を離れる、距離を置く
・(相手に対して)この人も一日色々あったんだろうなと思う
・(相手に対して)そういうこともあるよねと思う
・自分も子どもですぐ怒ってしまうので、そういう自分に向き合っていかないと、と思う

ハプロMは、相手が自分をどう扱うかに敏感なタイプ。
自分のことを気にかけてくれていると感じると、相手への愛情が増します。逆に、自分のことを重視していない言動に関しては、ネガティブな感情を持ち、距離を置きます。
また、強い共感タイプであるハプロMは、自分と感覚が合わない人が苦手です。自分が理解できない内容またはタイミングで言動する人に対して、「失礼な人」「空気の読めない人」と感じる傾向があります。
ハプロMは、社会での振る舞いに気を付けるタイプです。社会において、自分や家族がどのように見られるかを気にします。よって、公共マナーが悪いと感じる人も目につきやすくなります。
しかし、アジアタイプで内弁慶傾向のハプロMは知らない人に対しては、あまり直接的に指摘や注意をしません。どちらかというと、距離を取ったり、目に入らないようにして、自分のイライラを回避します。また、相手の状況を良い方向に想像することで、自分自身がネガティブな感情から抜け出そうとします。
ハプロMにとって大事なことは、自分自身がネガティブな感情から脱することであり、そのために、相手との距離をおいたり、見ないようにしたり、理解を示そうとします。ただ、家族やパートナー、親友など、関係性を続ける前提の近い相手に対しては、自分のイライラは伝える傾向があります。(伝える方法は言葉だけではなく、態度や表情なども含みます)
強い共感型のハプロMにとって、「伝える=共感してもらう」であり、共感してほしい相手は近い人に限られます。そしてまた、共感をしてくれる人を近く感じるため、必然的に人間関係は狭く深くなります。
ハプロRの発表
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どんなことでイライラする?
・自分が良かれと思ってやろうとしたことを先にやられたとき
・自分がやろうと思っていたことに対して軽く笑われたとき
・レジで横入りされたとき
・突発的に何か依頼されたとき(この仕事をやろうと思って行っているのに、突然「手が空いてる?これやって」と仕事を頼まれるとき)
なぜイラッとくる?
・プライド
・軽くあしらわれたような気がするから
・粗末に扱われたと感じるから
・相手の言動が理解を示せないから
イライラした時、どう反応/対処している?
・「なんで?」と言動の理由を聞いてみる
・黙ってしまうけど、自分に余裕があれば大丈夫
・自分のことを大事にしてるんだろうなと感じた
・疲れているせいにする(しっかりする)
・「先に言っておいて下さい」と伝える

ハプロRは「行動」に重きを置くタイプ。
優しさや思いやりを表現するときも、言葉よりも行動で示します。能力主義のハプロRは、自分の能力をアピールする傾向がありますが、その時も行動で示します。よって、自分が行動(アピール)しようと思っていたことを先回りされたり、妨害されることにイライラしがちです。
また、「笑われる」ことに不快感を感じやすいのもハプロRの特徴です。そもそも、「笑う」ということの意味合いがアジアタイプとヨーロッパタイプで違います。
アジアタイプ(ハプロDとM)にとっては、「笑う」=愛情
ヨーロッパタイプ(ハプロRとN)にとっては、「笑う」=バカにする
という意味合いが強いです。
それゆえ、ハプロRが他人から「笑われる」と、バカにされたと捉えて、屈辱的で不快に感じやすいのです。この違いゆえに、アジアタイプが「愛らしいな」と思ってクスッと笑ったことに対して、ヨーロッパタイプがバカにされたと感じることが起き得るということです。
マイルール、マイスタイル、マイペースで物事を進めたいハプロRは、急な依頼などの横槍でそれを乱されることも好きではありません。スケジュールの隙間や余力があれば、依頼を請け負うことは決して嫌いではないタイプですが、余裕がない時には自分のペースが崩れてしまい、パニックを引き起こしかねません。
予定を詰めがちなタイプなので、常に余裕をもったスケジュールにしておくのは難しいかもしれませんが、周囲にも自分の性質を理解してもらい、なるべく前もって伝えてもらうことは有効です。
ハプロNの発表
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どんなことでイライラする?
・理不尽なことを言われたとき
・決めつけられたとき
・いじられたとき
・自分の予定が進まないとき
・予定を変えられたとき(クライアントからの予約の変更)
なぜイラッとくる?
・低くみられていると感じるから
・バカにされていると感じるから
イライラした時、どう反応/対処している?
・相手には伝えない
・一旦持ち帰る
・モヤモヤを何かしらで発散(相手には言わない)
・言わないで抱えている間に忘れるが、突然イライラの感情が再び湧き立つことがある
・言うとしてもタイミングを考える(今相手にとって、言って良いタイミングかどうか)
本当はこう対処できたら良い
・発言の意図を聞いてみる
・なぜそんなことを言ったのか聞いてみる
・本当にバカにしているのか確認できたら良いのかも

ハプロNは、自分のことをあまり人に話すタイプではありません。特に悩みごとやネガティブな感情は自分の中に抱え込みやすい傾向があります。
ヨーロッパタイプで外弁慶タイプのハプロNは、関係性が遠いほど本音を言いやすく、要求も示しやすいのですが、近い相手にほど本音が言えない傾向があります。
世話好きでテリトリー意識が強いハプロNは、自分のテリトリー内の人間関係に関しては親身に対応しますが、やってあげたことに関して感謝をしなかったり、自分の思うような反応が返ってこないと、感情が難しくなります。そういう相手はテリトリーの外の人になることが多く、そのきっかけになった出来事について本人に伝えることはありません。
その場やそのタイミングで解決せずに、相手との間の未解決案件として自分の中に抱えるため、ふとしたタイミングで当時の感情が蘇ったり、その相手と対峙するのが難しくなったりします。
言葉では伝えないハプロNですが、感情的に抱えている状態であることが比較的見た目にわかりやすいタイプです。しかし周囲から声をかけられても、自分のことを打ち明けることはハプロNにとってそんなに簡単ではありません。時間が徐々にネガティブな感情で固くなった心をほぐしてくれます。
質問コーナー
研究員の方から届いたご質問に、みんなで答えていくコーナー。今回も、とても興味深いご質問が届きました。
【質問】疲れた時や落ち込んだ時に食べたくなるパワーフードは?
zoomのチャット機能を使って、みなさんのお声を聞いてみました。
ハプロDのお答え
・プリン
・チョコレート
・食べるより、寝る
・果物、グレープフルーツ
・ポテトチップ
・レッドブル
ハプロMのお答え
・チョコレート←多数
・あんこ
・唐揚げ
・タフマン
・コーヒー☕
・牛ステーキ、からあげ&ビール
・ハーブティ
ハプロRのお答え
・コーヒーとチャイ
・ビール
ハプロNのお答え
・チョコレート、甘いもの
・あんみつなどの黒糖のもの
【質問】自分にラッキーが起こったらどうしますか?
こちらも、みなさんのお声を聞いてみました。
ハプロDのお答え
・Facebookに投稿
・ひとりで噛みしめる。何か書くかも。
・周りの人にニコニコしながら、嬉しそうに伝えます♪
・私も家族に話すし、SNSに投稿しちゃいます
・誰かに聞いてもらって、嬉しさを再確認します
・心の中でラッキー
ハプロMのお答え
・めっちゃ人に話します、アンラッキーでも珍しいことがあればウキウキするので笑
・感謝してから家族近しい人話します
・心の中で「よっしゃー」と叫ぶ、パートナーや家族にシェアする
・親しい人(実家の母、旦那)に話す。良い場合は、SNSに投稿!
・こっそりと1人で。表情に出ちゃうけれど。
・友達や家族に話します
・インスタに載せたり家族にも話す(でも、何億円もの宝くじの場合はだんまり・・・)
・家族に話す(聞いてくれるタイミングを見計らって)
ハプロRのお答え
・身近な人に話す
・LINEで、友達に言う
ハプロNのお答え
・旦那にしゃべりまくる
・反応してくれそうな人に話すかな?