story 04
田中克成さま

株式会社ANDRYU 代表取締役
コミュニティプロデューサー

DNAタイプ ハプロD

story 04

田中克成さま

DNAタイプ ハプロD
株式会社ANDRYU 代表取締役
コミュニティプロデューサー

田中克成さま プロフィール

2009年、プロフィールライターとして独立。34名の新人著者をプロデュース(累計発行部数41万部)。2013年、立志出版社創業(現ANDBOOKS)。リヤカーでの日本一周行商で1万3447冊を販売。多くの企業やスポーツチームが導入するカードゲーム「GIFT」の考案者としても知られる。2016年に出版した『成功のバイオリズム[超進化論]あきらめなければ人生は必ず好転する』(きずな出版)は500人の成功者に共通した新しい成功法則が話題を呼び、全国書店でランキング1位。
現在は、自分をよろこばせる習慣コミュニティ「悦コミュ!」の主宰、若い起業家を支援するエンジェル投資のほか、ビジネスコミュニティの企画・立ち上げを手掛けている。

DNAタイプ「ハプロD」

田中克成さんのDNAタイプは、「ハプロD」。

ハプロDをひと言で表すなら、協調性を重視する「平和主義者」です。

DNAマトリクス®は、DNAマトリクスリサーチオリジナルの分類方法です。

DNAマトリクス®は、DNAマトリクスリサーチオリジナルの分類方法です。

参照:「日本人になった祖先たち」(篠田謙一 NHKブックス 2007年)
「Discover Japan 2012年08月号」(エイ出版社 2012年)

参照:
「日本人になった祖先たち」(篠田謙一 NHKブックス 2007年)
「Discover Japan 2012年08月号」(エイ出版社 2012年)

何でも共有する

何でも共有する

普段からメルマガやSNSで情報を発信している田中さん。投稿の内容は、超プライベートなことから仕事での失敗談まで赤裸々に書かれるそうです。

田中「以前も『お客様がお客様を連れてくるファンマーケティングの極意』という企画をしたら、その企画に申し込みをしたお客様がゼロ。お客様を連れてくる最初のお客様が来なかった(笑)

– そんな失敗談を楽しそうに話される田中さん。

田中「でもそのことをFacebookで投稿したら、次の回から全回満席になったんです

– 自分の失敗談も笑いに変えて発信することで、お客様の興味を引くという新手の手法です。

田中「ちなみに僕に話したけど、人に言って欲しくないことは、言って欲しくないと念を押して欲しいです。基本それ以外は公開OKと捉えますから(笑)

ハプロDは情報共有が得意であり、好きです。情報共有においては、これは言って、これは言わないという縛りは不得意。ついついなんでも話してしまう傾向があります。

また、背伸びをせずに、失敗も成功も全てを共有して、ありのままの自分を知ってもらうのが楽だと考えます。

共感させるコンセプト作りが得意

共感させるコンセプト作りが得意

田中「僕はその人が加担したくなるコンセプト作りが得意なんです。実はその能力は大学入試で開花しました

– 国語が得意だった田中さんは、バスケットボールの特待生として大学の文学部を受験。受験で出題された小論文のテーマは「日本文学について」でした。日本文学についての知識がなかった田中さんは、出題内容を無視して、バスケットボールに対する熱い思いを綴ったそうです。

田中「この小論文を読んで貰えさえすれば、勝ちだと思いました。こんな熱い思いを持った若者を不合格にできないはずって(笑)。そうしたら、小論文試験の後の面接で、『面接官がこの小論文書いたのはお前か!』ってブチギレていて。その瞬間、この人は全部読んだんだ、『勝った』って思いましたね。あとは、何を言われても『入学したらバスケを頑張ります!』を貫きました

田中さんの予想通り、熱い思いは面接官に伝わり、バスケットボールの特待生として無事に大学に合格したそうです。

田中「以来、『この人のことを応援しなきゃ、あとあと後悔する』くらいに思わせることができるコンセプト作りをしてきました

出版プロデュースの会社でも、共感させるコンセプト作りの能力を発揮して2ヶ月で2,000人を集客するなど、人を巻き込みながら様々な事業で活躍されたそうです。

アジアタイプのハプロDは、共感型のコミュニケーションスタイルを取ります。相手に共感することも、相手に共感してもらえるように伝えるのも得意です。相手が納得する方法で伝えることができます。

魂だけになった時に後悔したくない

魂だけになった時に後悔したくない

田中「若い頃はお金を稼いだら成功者だと思っていました。成功者にインタビューをしても、ほとんどみんなお金のことしか考えていませんでしたし、色々言ってる割には結局お金かって。でも年配の人たちに話を聞いたら、何人かの人に『なんのために成功したいの?』って言われたんです

– とりあえず、お金持ちになりたいと伝えた田中さん。

田中「『成功した後に何をしたいかが大事だよ』って言われました。『肉体は魂の入れ物でしかないから、魂に戻るときに後悔しない生き方をしないといけないよ』って。そうは言っても、きっとこの人たちは、お金も地位も得て人格者にもなったから、死後に悩みを馳せている。人ってやることがなくなったら死後にまで悩みを探すんだなって自分なりの分析をしていました

– 年配の人たちからのアドバイスも、当時の田中さんには届かなかったそうです。

田中「そんなことは死んだ後に考えればいい。今はとりあえず金でしょって

– ところが、2011年東日本大震災が起きます。その日、新宿のビルでクライアントのコンサルティングをしていた時、ビルが大きく揺れ始めました。

田中「死ぬんだと思いました。僕には当時坂本龍馬チックな日本を変えるという夢がありました。もし自分に日本を変えるとか、世界を救うとかの使命があるとしたら生き残るだろうけど、なければここで死ぬから答えがはっきり出て良いかもなと腹を決めた瞬間、上空にいたんです

– 実際に上空にいたわけではありませんでしたが、意識は空から新宿の街を見下していたそうです。

田中「上空から見た新宿は倒壊していて、それを見た時に、ああ、お金じゃなかった。本当に魂になるんだ。僕の役目は何もなかった。全部間違っていたって思いました。本当にあの人たちが言っていたように魂だけになって後悔しない生き方をしとくべきだったって。この状態が一生続く。この後悔が一生続くと思ったらめちゃくちゃ怖かった

そこで、避難を呼びかける声で意識が戻った田中さん。以来、死んだ時に後悔しない生き方を考え始めます。

事故などに遭い、生命の危機を感じることで、気づきがあるのはハプロDの特徴の一つです。死を間近に感じる体験が、自分自身の生き方を見直すきっかけになります。

人生の3つのターニング・ポイント

人生の3つのターニング・ポイント

ターニングポイント1:バスケットボール選手としての挫折

田中さんの夢は、バスケットボールで日本人初のNBA選手になることでした。大学もバスケットボールの特待生として入学しましたが、同世代の選手たちの才能に圧倒されます。

田中「やってみて、すごい選手ばかり。まさにレベチでした。才能って残酷だなって。同年代のすごい選手からどう1点を取ったらいいか全くわからなかった。大学4年の春にプロは諦めましたが、ずっと怪我したいと思っていました。そうしたら、本当にストレッチ中に圧迫骨折で全治4ヶ月。お母さんに怪我したことを伝えると、ここで逃げたら逃げ続ける人生になるって言われました

結局、そのままプロのバスケットボール選手を諦めた田中さん。お母様の言う通り、そこから10年くらいは後ちょっとのところで諦めてしまう「諦め癖」がついてしまいました。しかし、その後、2ヶ月で2,000人を集客するミッションを達成したことで、諦め癖は断ち切れたそう。
お父様の口癖「ビビったらGO」(及び腰になった時にこそ行かないと後悔するという意味の言葉)も常に頭の片隅にあったことが良かったようです。

良く言えば諦めが良いタイプですが、多少の困難な状況では踏ん張るのが苦手なハプロD。本気の窮地に陥らないとなかなかスイッチが入りません。

ターニングポイント2:震災

東日本大震災の時に体験した、魂が体を離脱する体験で、自分の生き方を見直した田中さん。当時出版プロデューサーをしていたため、本作りにもその影響があったそうです。

田中「聖書とか仏教の歎異抄とか論語にしても売るために書かれていませんよね。本当のことを目の前の弟子に伝えるためだったり、弟子が師の亡き後に師匠が言ってたことを振り返れるようにできるだけ忠実に書き残そうとしたものは、世紀を超えて残り続けています。今は売ることを考えなければいけないからそう言う本は出せない。じゃあ一度自分で作ってみたいと思いました

その思いが、リヤカーを引いて全国を周り、悩んでいる人に出会いながら本を売っていく活動に繋がったそうです。

ハプロDはコンテンツ主義。質の良いコンテンツを世の中に伝えたい気持ちを持っています。

ターニングポイント3:自分を満たし始めた

田中「昔は自分を満たさなければ周りを満たせないっていうシャンパンタワー法則には反対派でした。自分の器を結局どんどん広げ続けてずっと満たし続けるだけでしょって思っていました

田中さんは、リヤカーでの日本一周行商の後、人間関係のトラブルもあり、燃え尽き症候群、パニック障害や鬱を発症しました。

田中「自分なりに世のため人のために自分なりにやってみたけれど、死んだ後に後悔しない生き方もできていなければ、幸せにもなっていないのはなぜなのかと悩みました。ふと周りを見ると幸せそうな人はやっぱり自分自身を満たしているんですよね。それで一回自分も満たしてみようと。そしたらすごく良くて、パニック障害も治りました

自分を満たすとは、自分にとって良い人間関係の状態を作ること。

田中「今までの人間関係の作り方は損得ベースでした。今は無駄に人脈を広げずに本当に必要な人とだけ仕事をするようにしています。自分にとって良い状態を作ったら、その状態に合う人とだけ繋がれるということがわかって、人間関係のトラブルがなくなりました

ハプロDは人間関係を広げるのが得意なタイプ。だからこそ、相手を選ばず広げすぎてしまうことも。良好な人間関係を保つには、どのような人たちと縁を持つかを考えることも時には必要になります。

人の話を聞くのが好き

人の話を聞くのが好き

田中「どれだけでも人の話は聞けます。その人の0歳のエピソードから聞きます。そしたらその人のお父さんとお母さんにも興味が出てきて。そうなるとおじいちゃんとかおばあちゃんの話まで聞きたくなる(笑)。その人を知ろうと思ったら、バックグラウンドが大事。例えばAとBで明らかにAなのに、なんでBを選んだんだ?っていう理由が知りたくなる。理由を聞くと大体理由は親だったりする。そうするとなんで親はそう言ったんだ?となって、さらにその理由はその人たちの親にあったり(笑)。紐解いていくのがめっちゃ面白い

ハプロDは他人に興味を持ちやすく、相手について深掘りするのが好きです。コミュニケーションの仕方は、相手の感情や趣向性に重点を置く共感スタイル。
また、原因追及型で、かつ物事をつながりでみるタイプなので、事象の原点や物事の背景に視点をおく傾向があります。

面倒見は良くない

面倒見は良くない

田中「僕はコミュニティづくりのサポートもしています。僕自身は同じ人の面倒をずっと見続けるのがしんどいタイプ。その代わりティーアップは上手いから、受講生を抱える講師や先生のティーアップを僕がして、その人たちのコミュニティづくりのお手伝いができる。受講生の面倒は先生たちが見るから、僕はそこをしなくて良いのでWin-Winなんです

ハプロDは幅広い人間関係を好み、面倒見がいいタイプではありません。特定の人に向き合い続けるのが苦手で、いろんな人間関係を持つことで気分転換をします。

場所も気分転換したい

場所も気分転換したい

田中「今はベトナムと日本を行き来しています。他の国にも行くこともあります

– 海外にずっと行きたいと思っていた田中さん。今は主に日本とベトナムの二拠点生活を送っています。

田中「日本もベトナムもホテル住まいです。家を持つとそこに滞在しなきゃいけなくなるでしょ。ホテルなら気分でいろんなところに泊まれるので

– 田中さんは会社勤めも、家での仕事も無理と言います。

田中「とにかく場所が変わらないとだめ。ベトナムにいても仕事をするカフェは毎日変わらないと無理です。5、6箇所はお気に入りのカフェを決めて、気分でそこをぐるぐるしてます。場所探しでなかなか仕事が始まらない(笑)

気分転換が好きなハプロD。住む場所や仕事の場所を変えることでやる気を出そうとします。

行き当たりばったり

行き当たりばったり

田中「何をするにも行き当たりばったりになりがちです。未来を予測する力が弱いというか。だから周囲に迷惑がられます(笑)。効率はあまり気にしないので、回り道でも良いですね

– 仕事の締め切りも苦手だそう。

田中「数日後に講座があって、その資料作りをしなければいけなくても、直前じゃないとイメージすら湧きません。段取りとか逆算できる人、未来を考えられる人って凄いって思います。周囲には急かされるけど無理で。ハプロがわかるまでは何かの病気かと思ってました(笑)

ハプロDは未来を展望するのが苦手なタイプ。直前にならないとなかなかイメージが湧きません。特に複数の案件を抱えている場合は、一番直近の案件から、一つずつしか考えられません。

束縛は苦手

束縛は苦手

田中「ちょっとの束縛も嫌ですね。今日一日のスケジュールを聞かれるのはもう束縛です(笑)。パートナーに『どこ行くの?』とか『誰と?』とか聞かれるだけでもストレスになります

ハプロDは予定を聞かれただけでも束縛に感じます。聞かれた途端に24時間監視されているような気持ちになることもあり、身動きが取りづらく感じます。相手の気持ちや考えに影響されやすいタイプだからこそ、相手の質問に敏感に反応してしまいます。また、基本的には情報共有をするタイプなので、しないことへの罪悪感を感じたり、相手への壁を相手に感じさせることも懸念材料になり、またそれが自分のストレスになりやすい傾向があります。

今まで向かなかった仕事、失敗

今まで向かなかった仕事、失敗

田中「セールスは向いていませんでした。欲しくない人を欲しくさせるのは無理ですね。あとは書類を書くなどの事務処理。セミナーの資料作りなんかもストレスです

– 約束を覚えるのも苦手という田中さん。

田中「『あの時こう言いましたよね?』とか言われると、気分で言ったやつを守ると思うなよと思います(笑)

– 基本的に苦手なことは人に任せるそうですが・・・。

田中「その人がちゃんとやってくれないと注意します。僕がだらしないからお願いしているのに、君もだらしなかったら雇ってお金払う意味ないじゃんって

営業は苦手傾向のハプロD。コンテンツを伝えるのは好きですが、それを売るとなると途端に苦手になります。また、書類に目を通すなどの事務処理も好きではありません。

人に頼ることに抵抗がないタイプで、苦手なことを自分より得意な人に振り分けることができます。気分で生きるハプロDはその時に感じていることを相手に伝えますが、時間と共に考えも変わりやすく、相手からは「言ったことを覚えていない」と指摘されることが多い傾向があります。より円滑な人間関係のために、自分の発言は気分で変わりやすく、忘れやすいことは本人も自覚しておくのが良いでしょう。

あなたにとっての理想の働き方、生き方、死に方とは?

あなたにとっての
理想の働き方、生き方、死に方とは?

– 理想の働き方

田中「自分のやりたい範囲内で人の役に立ちたいです。自分が飽きたらやめられるくらいの感じで

– 理想の生き方

田中「資産を作って、不労所得で生きていける状態で、無償で人助けをしたいですね。ロビン・シャーマの本に出てくるパリピのサーファーのおじさんが理想です。いろんなところに、そのおじさんのおかげで成功した人がいる。例えばホテル王になった人とかが、そのおじさんのためにVIPルームを空けてくれる。車を準備してくれる人もいる。その代わりにおじさんが経営を見てあげるみたいな。縁あって出会った人を自分が飽きない間だけ助けるのが理想です。お金をもらわないと気楽ですから。責任がないのがいい

– 理想の死に方

田中「余命宣告とか、闘病生活とかは無理なので、突然死が良いですね。ピンピンコロリがいい

ハプロDは「お金をもらっているのだからちゃんとやらなきゃ」「ずっと向き合わなければいけない」などの要因でプレッシャーを感じやすく、パフォーマンスが落ちるタイプ。「相手が求めている」「このコンテンツを人に伝えたい」という、重すぎず、かつ絶妙な緊張感がある状態が、ハプロDの良いパフォーマンスを引き出します。

しかし、世の中で生きていくにはお金を稼ぐことも必要です。そのためには、お金を稼ぐということを主目的にせず、自分のパフォーマンスを最良な状態に保ってくれるものを主目的に据えて活動すると、良い結果に繋がるでしょう。

ハプロDの方への成功のヒント

ハプロDの方への成功のヒント

ハプロDは人の縁を大切にするタイプ。

自分の意志や目的よりも、人との出会いや、インスピレーションを辿りながら、人生を歩んでいきます。自分自身が未来を描くのではなく、流れに身を任せて辿り着いたところが、自分の人生の目的地という感性で生きています。それゆえ、自分でもどんな目的地に着くのかわかりません。自分を強く持つことよりも、良い流れを感じ取れる自分を保つことを大切にします。自分や周囲で起きる出来事の意味を追求する傾向もあり、人生観が変わるきっかけになります。
良くも悪くも影響を受けやすいタイプなので、いい影響を受けられる環境に身を置くことが重要です。

ご自身のDNAタイプに興味がある方へ

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