月に一度の「DNAラボ」。
10月は、初参加の方もお迎えして、新しい風も感じる研究会になりました!
DNAラボで、色んな角度から理解する
DNAラボに継続して参加すると、色んな角度から情報が入ってくるので、かなり知識が深まります。
DNAトレイツ(結果資料)を読んで、情報を頭に入れても、それだけで活用レベルに落とし込めるかと言われれば、なかなか難しいです。
特性の違いをDNAラボで体験して、その上でDNAトレイツを読み直すと、より腑に落ちますし、活用の幅が広がるかなと思います。
今回の研究テーマ
10月の研究テーマは、「私は〇〇の天才」。
「天才」という切り口から、各ハプログループの特性を深掘りしていきます。
ハプログループごとにチームに分かれて話した後、どんな意見が出たのかを全体で共有してもらいます。今回も、とっても面白いご意見が集まりました!
ハプロDの発表
掘り下げ、察する
ハプロDチーム①
私は、
・作品作りの天才
(本、手芸、折り紙、メイクアップ)
・掘り下げる天才
(作品の世界観や、自分の内面、人の言動)
・気持ちを切り替える天才
(ネガティブをポジティブに転換できる、過去よりも今に視点を向ける)
共通点は、
・完成したものには興味がなくなる
・自分自身にフィードバックしない(終わった過去は見ない)
《エピソード》
メイクアップアーティストとして仕事をしていて、メイク完成後から本番まではすごく気を張っているけれど、その放送を聞き返すことはない。
ハプロDチーム②
私は、
・察する天才
《エピソード》
相手が目の前にいなくても、電話やzoomで声を聞いただけで、相手の身体や姿勢でどこが悪いかわかってしまう。声から、相手の状況が判断できる。
・人を刺しちゃう天才
《エピソード》
相手のことを考えずにズバッと言ってしまう。回りくどく言うより、はっきり端的に伝える方がいいと思うから、はっきり言うけれど、受け手は刺された印象に。オブラートに包んで喋る必要性を学習してきた。
2チームとも、ハプロDらしいお話ですね。
ハプロDは、実は「振り返り」が苦手。
自分へのフィードバックや、復習はしません。「振り返れ」と言われたら、結構苦痛なんです。
一度仕上げたものの手直しは、すごく嫌に感じてしまうので、ひとつ作り上げたら、また新しい状態で新しいものを作るという制作スタイルが、ハプロDにはあっています。
また、ハプロDには「なんで?」と思ったことをその時に解決したくなる性質があります。掘り下げすぎると相手を刺してしまうこともあるので、相手の負担を考えることも大事かなと思います。
ハプロMの発表
インプット、ポジティブ、好き
私は、
・インプットの天才
(本を1日7冊読むことも)
・ポジティブ思考を生み出す天才
(ポジティブ思考を体系化して人に説明できるので、今のキャリコンの仕事に活きている)
・好きを追いかける天才
(好きなことへの向上心はすごい、こだわりが上達の近道)
ハプロMは、インプットが好き、得意な方が多いです。
先日「習慣化」に関するアンケートに、各ハプログループ約25名ずつに回答していただきました。
その中で、ハプロMは「身体でも心でも、自分の中に生まれたネガティブ要素をポジティブに変える」ための習慣を持っている方ばかりでした。
インプットした膨大な情報を、自身のものとして定着させるために、整理整頓することを大事にしているし、そういう作業が上手な方が多いなと感じますね。
ハプロRの発表
自己主張、エネルギー
私は、
・仲良くなる天才
(仲良くなるために、先に自分の話をする)
・元気を発信する天才
共通点は、
・自分から発信する
・時々自分に立ち返る
(「押し付けがましくなっていないかな?」「自分の話をするばかりで、相手の話を聞けなくなってないかな?」と振り返って気をつけたい)
今回、私はハプロRチームにお邪魔しましたが、「自分!!!」という高いエネルギー値を感じました(笑)
実際に、ハプロRとハプロMの方はご自身の話をたくさんしてくださる方が多いです。聞き手のハプロDとしたら、いっぱいお話してくださるのが結構楽ですし、楽しいです。
ハプロRとハプロDで、話をする側と掘り下げる側になれるという意味で相性の良さも感じますね。
また、ハプロRは、「自分はこうだよ!」を相手に届ける、伝えるベクトルをお持ちです。自己主張を重要視する欧米文化の傾向を感じる回答でした。
ハプロNの発表
マルチタスク
私は、
・マルチタスクの天才
(何かをしながら、何かをするのが基本。仕事でも活きている。)
《エピソード》
過去、ストレッチしながら友達の話を聞いてしまった。相手には、全然集中していないように思われてしまい、「話聞いてるの?」と怒られたことも。
他にも、
・失礼に取られがちだから、気をつけている
(もし、そういうのを見かけたら、見守ってほしい)
ストレッチをしながら話を聞いている人を見かけたら、その人はハプロNですかね(笑)
弥生タイプのハプロDとハプロRはシングルタスクなので、複数のことを同時にこなすのは負荷がかかります。
縄文タイプのハプロNとハプロMは全く逆で、「ひとつに集中しろ」と言われた方が負荷がかかります。何かをしながら取り組む方が、逆に自分をリラックスさせられたり、集中度が上がったりするんですね。
真逆なのがすごく面白いところです。
質問コーナー
研究員の方から届いたご質問に、みんなで答えていくコーナー。今回も、とても興味深いご質問が届きました。
【質問】片付けは得意ですか?
zoomのチャット機能を使って、みなさんのお声を聞いてみました。
ハプロDのお答え
・無理!
・不得意。
・全くできません。
・苦手…。
・物理的には得意。デジタルと頭の中は不得意。
・見た目の片付けは得意。整頓は苦手。
(ぱっと見は綺麗に作れるけど、どこに何があるのかはわからない。)
ハプロDの方々は、「無理」とか「不得意」という潔いお答えが多いですね。デジタルと頭の中は不得意というご意見、とっても共感します。
「習慣化」に関するアンケートでは、お掃除や整理整頓のルーティーンが、ハプロDにはあるけど、他のハプロにはないものでした。苦手だからこそ習慣化したいと思っているのを感じますね。
ハプロMのお答え
・自分視点では得意。妻視点では…
・そんなに得意じゃないです…
昔、「片付けられないのは、自分のキャパ以上に物が溢れているから。まずは物を捨てるところから始めるといい。」という話を聞いて、「なるほど!」と納得しました。ハプロMには合っている片付けスタイルかもしれません。
ハプロRのお答え
・自分の中では理屈が通っていると思っている。
(物の住所はバッチリ決まっている。家の中で、「あれ、どこにあるかな?」とはならない。でも、置き場所はマイルールで決めているから、他人から見たら不思議な場所に片付いている物もあるかも。)
なにか理由やつながりがあって、収納場所を決めているというよりは、「自分がここだと思ったから」ということですね。
・共有スペースは得意。
(自分のスペースは自分が使いやすければいいけど、共有スペースはみんなが使いやすいように収納するのが一番いいと思っている。みんなに合わせて整理整頓しているつもり。)
マイルールを前に出せるか、出せないかというところですかね。
「共有スペースの整理が得意」と話しているハプロRの方は、実は他にもいらっしゃいました。
共有スペースの本棚をすごく綺麗に整理されていたので、「さすがですね」と声をかけたら、「うち(自宅)の本は縦積みです」とお返事が返ってきました(笑)
みんなの場所だと、「ちゃんとやりたい」という気持ちが作動するのかなと思います。
ハプロNのお答え
・苦手です!
【質問】ご自身のハプロタイプを知って、特性を活かそうと工夫していることはありますか?
ハプロDのお答え
・両親がどちらもハプロDの家庭で育ったので、自分の常識は世の中の常識ではないと思うようにしている。
私も、両親共にハプロD。なので、「普通こうでしょ」と思いやすいんですよね。特にハプロDは日本においては多数派なので、そう思いがちなところがあります。
逆に、その思考をなくすとだいぶ楽になりますね。
日本人のハプロタイプは4つ。すなわち最低でも4つの普通があるわけです。それがわかると、「なんでこの人こうなんだ」という葛藤がなくなりますし、それはすごく楽なことだなと思います。
・親しき中にも礼儀を持とうと思い始めた。
(ある一定以上関係が仲良くなると、ぞんざいになる自分は知っていた。「知っているからこそ、ぞんざいにしない」という自分への言葉を作った。)
内弁慶のハプロDは、関係が深まると本当に変わってしまいますよね。「出会った頃と全然違うじゃん」「あの笑顔どこいった」みたいになっていくので、私も気をつけています。
・「人に合わせられる」というハプロDの特性を活かして、周りにいるハプロMの人のスタイルをコピーしようとしている。
コピーしようとする発想、わかります。
他のハプロタイプの人の「いいな」と思うところを、ちょっとマネてみる。自分では思いつくこともないし、自分の中でそれをずっと持続させることも難しいですが、他の人の様子を見ると「こうやるんだ」という発見があります。
今までは「あの人はできるのに、なんで自分はできないんだろう、思いつかないんだろう」とネガティブに感じていたことも、「これはハプロMのいいところ、これはハプロRのいいところ、これはハプロNのいいところ、これはハプロDのいいところ」と見えてきます。客観的に冷静に見れるので、心の葛藤なくちょっと真似できるのはいいなと思います。
ハプロMのお答え
・得意なことや興味関心があることを伸ばす。
・「これでいいのだ」とハプロの根拠を持って思えるようになったので、これまで引っ張られていたエネルギーを別に向けられるようになった。
《エピソード》
大勢が集まる場所に行くのがすごく苦手。行っても、基本的には壁のシミになる。そういうところを変えたい、パリピみたいになりたいと思っていた時期が長々あった。ハプロタイプを知って「あ、無理なんじゃん」とわかったら、そういう場所に行っても「そういう性質だから、今日はちょっと積極的に行こうかな」とか、そもそも行かないということができるようになった。今までウジウジと引っ張られていた負のエネルギーがプラスに向けられるようになった。
ポジティブな諦めができると、エネルギーが分散しづらくなって、長所・強みだけを伸ばせるからいいですよね。
・「周りに合わせて自分の個性を殺さなくていいんだ」と、「好き」の発信を躊躇わなくなった。(学生の頃、ちょっと抑え気味にしていた。「こんなに素でいったら、よくないだろうな」と思っていた。)
本来の自分の形を色々抑えたり形作ろうとすると、歪な形になってしまいますよね。
ハプロDの私なら、柔軟性とかを大事にしていった方がいいのに、「突っ張らなきゃいけない」「たまには、はっきり主張しなきゃ」とか思ってやっちゃうと、長所が変なトゲトゲになってしまいます。
それぞれのハプロタイプの綺麗な形があるので、良さを素直に活かすことはとても大事だと思いますね。
ハプロRのお答え
・戦略気質をさらに活用させる方向に、アクセル加速している。
(「自分は戦略気質なのか」とわかったら、すべてにこれを浸透させればいいじゃんと思った。「歯磨きも戦略でいいんじゃない?」と今ふと思いついた。)
・プレゼンなどが得意なので、接客で自信を持てるようになった、かもしれない。
ハプロNのお答え
・周りと違いすぎて「自分変わってるな」と感じていたし、なかなか自信が持てなかったけれど、今はいい意味で気にしなくなった。(ハプロタイプを知って、少数派なタイプということに「やっぱり」と納得。)
「日本で少数派」という変わらない事実がわかると、覚悟が決まりますよね。その方が、生きやすくもなると思います。