桑名正典さま プロフィール
人生と経営のコンサルタントとして活動中。クライアントのすごい部分(能力)が発揮できるよう、様々なアプローチを使って、自分らしく生きることをサポートしている。
大学の環境理工学部を卒業後、化学系の会社に就職。サラリーマンとして成功(出世)し、プライベートを充実させるためのお金を稼ぐことを目指していた。
しかしある日、好きなことで成功するという内容の本に出会い、「そんな方法があるなら自分もそっちが良い!」と脱サラし独立。セミナー・プロデューサーを経て、自身のセミナー「赦しのレッスン」の提供を開始する。
今では様々なアプローチから「自分らしい人生の実現」をサポートしている。
自身のYouTube「波動チャンネル」は登録者数19万人を超える(2024年11月現在)。
◆Youtube「波動チャンネル」
◆著書
『成功している人は、なぜ「お清め」をするのか?』
『すぐ開運 超潜在意識書き換えルーティン』
『成功している人がやっている波動の習慣』
『愛とお金と運に効く! ハッピー・バイブレーション』 他
DNAタイプ「ハプロR」
桑名正典さんのDNAタイプは、「ハプロR」。
ハプロRをひと言で表すなら、自由と権利のために戦う社会的成功の「追求者」です。
インタビュー日:2024年2月19日
長期計画派
長期計画派
桑名さんは、長期計画派。
桑名「事業計画、自分の人生計画は5~10年くらいのスパンで考えますね。今やっているセミナーやカウンセリングも、このままの形で広く多くの人に売りたいというよりは、12年くらいかけてゆくゆくは影響力のあるリーダーの方たちに提供していきたいと思っています」
– 途中で気が変わらないの?
桑名「気が変わったら、その時はやめますが、大事なことは焦ってしないこと、無理矢理しないことです。無理にやって失敗したくはないんです。自分のペースでしっかりやったら、そのくらいかかるかなという期間で考えます」
ハプロRは、自分の中で一度決めたら、そんなに気が変わらないタイプ。
そんなに先のこと?と思うような数年先の計画でも、着々と進めます。
特に、言ったことは遂行する有言実行タイプ。逆にいうと、本当にやると決めるまでは言葉にしません。
小さなゴールを達成しながら、大きなゴールを目指す
小さなゴールを達成しながら、
大きなゴールを目指す
ゴール(やりたいことや目的)が決まっていない時は漠然と動くけれど、基本的にはゴールが見えた方が動きやすいと言う桑名さん。
桑名「最近は、ゴールが明確になったのでやりやすいですね」
– 大きなゴールに向かっていくために、小さなゴールを達成していく
桑名「結果に繋がることを一つ一つこなしながら、大きなゴールに向かっていく感じです。僕の大きなゴールは、世の中を変えること。でもいきなりそこを目指すのではなくて、そのゴールに辿り着くための小さなゴールを考える。例えば、小さなゴールは笑顔になること。僕が笑顔になることで僕のことを好きになってくれる人が増えたら、少しずつメジャーになれる。メジャーになれれば影響力が持てる。影響力を持てたら世の中を変えられるという感じで」
– 好きか嫌いかではなく、必要かどうか
桑名「目標達成するのに必要なことは、やるようにしています。だから、大変でも出版依頼は極力断らない。実は笑顔でいることも得意ではないんですけど、人に好かれることは自分の強みだから、一つのスキルとして、必要なのでやっています(笑)」
ハプロRは目標達成のために、ゴールから逆算するタイプ。
大きなゴールに達するには、どういう小さなゴール(中間点)を通過していけばいいかを考えます。
マイペースにコツコツ積み上げるのも得意なタイプです。
仕事の成功法は自分を整えること
仕事の成功法は自分を整えること
習慣化に関する本もたくさん書かれていて、「習慣化」がもはや代名詞になりつつある桑名さん。
桑名「自分を整えることが大事。整えるためにやっているのは、朝歩くこと、夜お風呂に入ること、そしてちゃんと寝ること」
ハプロRは、ルーティーンや習慣化が得意なタイプ。そして、その目的は多くが「自分を整えるため」なのです。
自分を整えることが、仕事でのいいパフォーマンスに繋がるとハプロRは考えます。
自分を赦す
自分を赦す
”ダメな自分を受け入れてあげる=自分を赦す”ことが大切。
桑名「『ゆるしのレッスン』という本にたまたま出会って読んだのですが、”許し”の本かと思ったら”赦し”の方だった。ダメな自分は治らないし、その自分で生きるしかないんです。ダメな自分もポジティブな自分もいるから、どっちかではないし。ダメな自分も受け入れて良い自分を生きる努力をする。それで良いじゃない?と思ったんです」
– 両方の自分を満たす
桑名「実は、僕は引っ込み思案なんです。セミナーでは気さくな自分を演じるように頑張っています。その分、引っ込み思案な僕はストレスを感じるので、セミナーが終わったら、積極的に孤独を感じに行くようにしてます(笑)。セミナーの僕を知ってる人が1対1で会うと、”私嫌われてるのかな”と思う人は多い(笑)。素なだけなんですけど」
ハプロRは、自己肯定感が下がったり、自信を失ってしまうと、どんどん調子を崩してしまいます。自己肯定感を下げないメカニズムや、ダメな自分を受け入れるマインドセットは、自分の状態を安定させるために有効です。
どんな人もすごい部分もダメな部分もある
どんな人も
すごい部分もダメな部分もある
クライアントの能力が発揮できるように、人生とビジネスのコンサルタントとして活動されている桑名さん。
桑名「どんな人も、すごい部分もダメな部分も両方あるんです。すごい人は、自分の中のすごい部分を発揮できる習慣、体の使い方、考え方を持っているんです。逆にどんな人にもすごい部分はあるのに、それを発揮しているかしていないかなだけ。それを発揮して生きていきましょうということを伝えています」
どんなすごい人でも”人は人”という視点を、ハプロRは持っています。だからこそ、どの人にも自分のすごい部分を発揮できるチャンスがあると考えます。
活動の目的は世の中を良くすること
活動の目的は
世の中を良くすること
サラリーマン時代、給料が増えても手取りが増えない現状に「世の中が良くならない」と思い、政治に期待したことも。
桑名「政治では世の中は変わらないと感じたんです。ひとりひとりが、自分の幸せや豊かさという現実を自分で創っていけば、そういう人の人数が臨界点に達した時に世の中が変わると思いました」
桑名さんの会社ー(株)パーソンズリンクの理念は、「自分らしい人生の実現をサポートする」。その根底にあるのは、世の中を良くしたいという想いだそう。
桑名「世の中を変えると言っても、影響力がなければ無理。そのために自分が業界のトップになって、影響力を持ちたいと思っています。影響力のある経営者の方が、顧客になることも目指しています。多くの人に影響を与えている方に影響を与えることができれば、僕の考え方も広がるので。小さな力で大きな企業を相手にできたら痛快ですし!」
ハプロRは、自らが”社会”に属する一員だという意識が強く、一社会人として、”社会”に貢献し、”社会”に影響を与えることが大事だと考えます。
人生のターニングポイントーぶち当たった2つの壁
人生のターニングポイント
ーぶち当たった2つの壁
着々とゴールに向かって進んでいるように見える桑名さんにも、壁にぶち当たった時期がありました。
1.「自分を出せない」という壁
桑名「売り上げが上がらなかった時期があったんです。理由はわかっています。当時は自分が出せるサービスを出し惜しみしていました。これを出して売れなかったら嫌だ、売れなかったらどうしようという怖さがあったんです。自分の全てのようなコンテンツを表に出した時に、受け入れられなかったらどうしようと。きっと自分自身が否定されたような感覚になるので」
– それでも出さなければいけない経済状況に。
桑名「隠していたけど、それを出さないとにっちもさっちも行かないから。本命サービスとして出したら売れました」
それが『赦しのレッスン』の原型だそうです。
2.「助けてもらうことが苦手」という壁(一番高かった壁)
– 再び売り上げが上がらず、苦境に立たされることに
桑名「何をやっても、信じるサービスを全部出しても、売れませんでした。でも、人に頼れない。自分で頑張らなきゃって。でも、どうにもならなくなって、周囲の人に「助けてほしい」と言ったら、みんな快く助けてくれました。友人から「助けてと言ってくれてありがとう」と言われた時には驚きました。迷惑をかけると思っていたのに」
– 自分でやった方が早い病
桑名「友人、そして親にも、最終的に頼りました。2ヶ月くらい生活費を送ってもらって。一人ではどうしようもないこともあります。頼るということが大事なんだと学びました。15年前にタイトルに惹かれて買った本が『自分でやった方が早い病』という本。これ自分だって思って(笑)。僕も、人に対して「自分でやりなよ」と思うタイプですし、自分に対しても思う。人に頼るのは「相手が迷惑かな、気を遣わせてしまうな」と思ってしまうんです」
能力主義のハプロRにとって、人に頼るということは、自分にその能力がないと認めることであり、ハードルがあることです。
しかし、一方で極力自分の力でやろうとする自立的な性質は、ハプロRの大きな強みでもあります。
自分が次世代を担う
自分が次世代を担う
桑名「自分が関わっている業種では、ずーっとトップを走っておられる方がいる。ずっと走っているのに影響力が未だ強い。一方でその方に変わる次世代がいない状態なんです。それじゃダメだと。そろそろ世代交代をして、僕たちが次世代を担っていかないとと思っています」
社会や環境など、大きくものごとを変えたいという視点を持っているハプロR。
世代もその一つ。自分が新しい時代を作っていく、世代を引っ張っていくという気概があります。
自分の子供が生きていく環境を準備する
自分の子供が
生きていく環境を準備する
今年から海外進出もされている桑名さんですが、目的はご自身のビジネス以外にもあるようです。
桑名「今年から海外でセミナーをして、ゆくゆくは海外法人も作りたいんですが、実は自分の子供のためというのもあります。自分の子供が成長した時、世の中はどうなっているんだろうかと思うんです。日本にどこまで期待できるのかと。僕がいろんなところで活動していれば、現地の日本人とのコネクションもできるし、自分の子供の行き場も見つかるかなと」
ハプロRの親は、子供に勉強をさせたり、習い事をさせて本人の能力を上げることよりも、その子が将来的に生きていくための環境を準備することに注力します。
環境を準備しておけば、あとは本人の努力次第という感じです。
今まで向かなかった仕事、失敗
今まで向かなかった仕事、失敗
桑名「セミナープロデュースは不得意でした。プロデュースするためにサポートするんですけど、自分ならこうするのにと思ってしまって(笑)。サポートよりも、自分が前に出たいなと思っていました。裏方タイプではないなと思います」
ハプロRは、自分のやり方で仕事をしたいタイプ。
また、自分で確立した成功法を世の中や次世代に広めたいタイプでもあります。他人のやり方を見ていると、「自分のやり方の方が絶対いいのに」と歯痒くなってしまうのだと思います。
理想の生き方=理想の働き方
理想の生き方=理想の働き方
桑名さんにとって「理想の生き方=理想の働き方」。
– 生涯現役でいたい
桑名「死ぬまで仕事はしていると思います。年齢に応じて働き方は変わると思っていますが、成長はしていきたいですね」
– 桑名さんにとって成長とは?
桑名「成長とは、できなかったことができるようになること。そして、今まで影響を与えることができなかった人たちに、影響を与えられることです」
– FIRE(早期リタイア)は考えられない
桑名「歳を取ったら、今みたいなことは絶対やっていなくて、最後は自分がいるところに色んな人が話を聞きにくるのがいいですね。偉そうに生き方の本を書きたい(笑)。今、具体的にイメージしている未来は50代、60代くらいまで。ずっと求め続けられていたいですね。年配で活躍された稲森和夫さんとか、100歳超えても講演されていた日野原重明先生とかは憧れます」
ハプロRといえば、生涯現役。引退したり、大御所的になるよりも、いつまでも現役(プレーヤー)でいたいタイプです。
ハプロRにとって、人生=仕事。だから、FIRE(早期退職)という選択肢は考えづらいもの。死ぬ直前まで社会と関わって働いていたいのです。
同じハプロの方への成功のヒント
同じハプロの方への成功のヒント
ハプロRは社会に生きる人。
自立的ですが、一方で”集団の中の個”として社会とのつながりを必要とするタイプです。
ハプロRにとって、自分が社会の一員で、社会に貢献している存在であるという実感はとても大事です。そのため、社会を変えたい、環境を変えたいというビジョンを持ちやすく、自分自身が生涯プレーヤーとしてその目標のために、一歩一歩、長期計画を進めていけるタイプです。
能力主義で個人主義のハプロRは、人に頼ることや連携が苦手なところもありますが、その分、自立的に物事を進めなければいけない場面では能力を発揮します。