【レポート】DNAラボ October 2024

月に一度の「DNAラボ」。

10月は、初参加の方もお迎えして、新しい風も感じる研究会になりました!

DNAラボで、色んな角度から理解する

中野巧さん(ハプロM)

DNAラボに継続して参加すると、色んな角度から情報が入ってくるので、かなり知識が深まります。

DNAトレイツ(結果資料)を読んで、情報を頭に入れても、それだけで活用レベルに落とし込めるかと言われれば、なかなか難しいです。

特性の違いをDNAラボで体験して、その上でDNAトレイツを読み直すと、より腑に落ちますし、活用の幅が広がるかなと思います。

質問コーナー

ご出席いただいた研究員の方からのご質問に、お答えするコーナー。

とても興味深いご質問が届きました。

今回の研究テーマ

10月の研究テーマは、「私は〇〇の天才」。

「天才」という切り口から、各ハプログループの特性を深掘りしていきます。

ハプログループごとにチームに分かれて話した後、どんな意見が出たのかを全体で共有してもらいます。

今回も、とっても面白いご意見が集まりました!

ハプロDの発表

掘り下げ察する


ハプロDチーム①


私は、

・作品作りの天才
(本、手芸、折り紙、メイクアップ)

・掘り下げる天才
(作品の世界観や、自分の内面、人の言動)

・気持ちを切り替える天才
(ネガティブをポジティブに転換できる、過去よりも今に視点を向ける)

共通点は、

・完成したものには興味がなくなる

・自分自身にフィードバックしない(終わった過去は見ない)

《エピソード》
メイクアップアーティストとして仕事をしていて、メイク完成後から本番まではすごく気を張っているけれど、その放送を聞き返すことはない。

ハプロDチーム②


私は、

・察する天才

《エピソード》
相手が目の前にいなくても、電話やzoomで声を聞いただけで、相手の身体や姿勢でどこが悪いかわかってしまう。声から、相手の状況が判断できる。

・人を刺しちゃう天才

《エピソード》
相手のことを考えずにズバッと言ってしまう。回りくどく言うより、はっきり端的に伝える方がいいと思うから、はっきり言うけれど、受け手は刺された印象に。オブラートに包んで喋る必要性を学習してきた。
木村恵美(ハプロD)

2チームとも、ハプロDらしいお話ですね。

ハプロDは、実は「振り返り」が苦手

自分へのフィードバックや、復習はしません。「振り返れ」と言われたら、結構苦痛なんです。

一度仕上げたものの手直しは、すごく嫌に感じてしまうので、ひとつ作り上げたら、また新しい状態で新しいものを作るという制作スタイルが、ハプロDにはあっています。

また、ハプロDには「なんで?」と思ったことをその時に解決したくなる性質があります。掘り下げすぎると相手を刺してしまうこともあるので、相手の負担を考えることも大事かなと思います。

ハプロMの発表

インプット、ポジティブ好き

私は、

・インプットの天才
(本を1日7冊読むことも)

・ポジティブ思考を生み出す天才
(ポジティブ思考を体系化して人に説明できるので、今のキャリコンの仕事に活きている)

・好きを追いかける天才
(好きなことへの向上心はすごい、こだわりが上達の近道)

木村恵美(ハプロD)

ハプロMは、インプットが好き、得意な方が多いです。

先日「習慣化」に関するアンケートに、各ハプログループ約25名ずつに回答していただきました。

その中で、ハプロMは「身体でも心でも、自分の中に生まれたネガティブ要素をポジティブに変える」ための習慣を持っている方ばかりでした。

インプットした膨大な情報を、自身のものとして定着させるために、整理整頓することを大事にしているし、そういう作業が上手な方が多いなと感じますね。

ハプロRの発表

自己主張、エネルギー

私は、

・仲良くなる天才
(仲良くなるために、先に自分の話をする)

・元気を発信する天才

共通点は、

・自分から発信する

・時々自分に立ち返る
(元気も自分から発信するけど、相手に押し付けがましくなっていないかな?仲良くなるために自分の話をするけど、相手の話を聞けなくなってしまいがちだから気をつけたいな)

木村恵美(ハプロD)

今回、私はハプロRチームにお邪魔しましたが、「自分!!!」という高いエネルギー値を感じました(笑)

実際に、ハプロRとハプロMの方はご自身の話をたくさんしてくださる方が多いです。聞き手のハプロDとしたら、いっぱいお話してくださるのが結構楽ですし、楽しいです。

ハプロRとハプロDで、話をする側と掘り下げる側になれるという意味で相性の良さも感じますね。

ハプロRは、「自分はこうだよ!」を相手に届ける、伝えるベクトルをお持ちです。自己主張を重要視する文化を作っている欧米の傾向を感じる回答でした。

ハプロNの発表

マルチタスク

私は、

・マルチタスクの天才
(何かをしながら、何かをするのが基本。仕事でも活きている。)

《エピソード》
過去、ストレッチしながら友達の話を聞いてしまった。相手には、全然集中していないように思われてしまい、「話聞いてるの?」と怒られたことも。

他にも、

・失礼に取られるがちだから、気をつけている
(もし、そういうのを見かけたら、見守ってほしい)

木村恵美(ハプロD)

ストレッチをしながら話を聞いている人を見かけたら、その人はハプロNですかね(笑)

弥生タイプのハプロDとハプロRはシングルタスクなので、複数のことを同時にこなすのは、「できるよ」と言ったとしても、負荷はかかっています。

縄文タイプのハプロNとハプロMは全く逆で、ひとつに集中しろと言われた方が負荷がかかってしまいます。何かをしながら取り組む方が、逆に自分をリラックスさせられたり、集中度が上がったりするんですね。

真逆なのがすごく面白いところです。

ハプロNの佐藤さん(仮)

これまで時間はきっちり守ってきたつもりだったので、ハプロNの”ゆったりした時間感覚を持っている”という性質を聞いた時は、「そんなことない!きっちりやってるもん!」と思っていました。でも今は、時間を気にしないでいた方が、自分らしくいられるんだろうなと感じています。

一生懸命時間を守っているから、その分人にも厳しくなりがち。

木村恵美(ハプロD)

ハプロNは、本当に真面目な方が多いです。

真面目ゆえに、「自分はこれだけちゃんとやっているのに、あの人はなぜできないんだ」という視点も持ちやすいくはなります。

習慣やルーティーンは、ハプロRとハプロMの方が得意で、ハプロNとハプロDはどちらかというと苦手。

ハプロNは、夜の時間帯が活動しやすい朝は本当は寝ていたいという方も比較的多いです。自分の体調に敏感なので、本当は体調にあわせて動きたい、社会に合わせるのはちょっと負荷がかかるというところかなと思います。

質問コーナー

ご出席いただいた研究員の方からのご質問に、お答えするコーナー。

とても興味深いご質問が届きました。

【質問】片付けは得意ですか?

zoomのチャット機能を使って、みなさんのお声を聞いてみました。

ハプロDのお答え

・無理!

・不得意。

・全くできません。

・苦手…。

・物理的には得意。デジタルと頭の中は不得意。

・見た目の片付けは得意。整頓は苦手。
(ぱっと見は綺麗に作れるけど、どこに何があるのかはわからない。)

木村恵美(ハプロD)

ハプロDの方々は、「無理」とか「不得意」というお答えが多いですね。

デジタルと頭の中は不得意というご意見、とっても共感します。

「習慣化」に関するアンケートでは、お掃除や整理整頓のルーティーンが、ハプロDにはあるけど、他のハプロにはないものでした。苦手だからこそ、習慣化したいと思っているのかなと感じましたね。

ハプロMのお答え

・自分視点では得意。妻視点では…

・そんなに得意じゃないです…

中野巧さん(ハプロM)

昔、「片付けられないのは、自分のキャパ以上に物が溢れているから。まずは物を捨てるところから始めるといい。」という話を聞いて、「なるほど!」と納得しました。ハプロMには合っている片付けスタイルかもしれません。

ハプロRのお答え

・自分の中では理屈が通っていると思っている。
(物の住所はバッチリ決まっている。家の中で、「あれ、どこにあるかな?」とはならない。でも、置き場所はマイルールで決めているから、他人から見たら不思議な場所に片付いている物もあるかも。)

木村恵美(ハプロD)

なにか理由やつながりがあって、収納場所を決めているというよりは、「自分がここだと思ったから」ということですね。それゆえに、自分の中では理屈が通っていると思っているというご回答と。

・共有スペースは得意。
(自分のスペースは自分が使いやすければいいけど、共有スペースはみんなが使いやすいように収納するのが一番いいと思っている。みんなに合わせて整理整頓しているつもり。)

木村恵美(ハプロD)

マイルールを前に出せるか、出せないかというところですかね。

「共有スペースの整理が得意」と話しているハプロRの方は、実は他にもいらっしゃいました。

共有スペースの本棚をすごく綺麗に整理されていたので、「さすがですね」と声をかけたら、「うち(自宅)の本は縦積みです」とお返事が返ってきました(笑)

みんなの場所だと、「ちゃんとやりたい」という気持ちが作動するのかなと思います。

ハプロNのお答え

・苦手です!

【質問】ご自身のハプロタイプを知って、特性を活かそうと工夫していることはありますか?

ハプロDのお答え

・両親がどちらもハプロDの家庭で育ったので、自分の常識は世の中の常識ではないと思うようにしている。

・親しき中にも礼儀を持とうと思い始めました。

・合わせられるという特性を活かして、ハプロMの人をコピーしようとしている。

ハプロMのお答え

・得意なことや興味関心があることを伸ばす。

・「これでいいのだ」とハプロの根拠を持って思えるようになったので、これまで引っ張られていたエネルギーを別に向けられるようになった。

ハプロRのお答え

・戦略気質をさらに活用させる方向にアクセル加速している。

・プレゼンなどが得意なので、接客で自信を持てるようになった、かもしれない。

ハプロNのお答え

・少数派として周りと違いすぎてできないことが多いと思っていて、なかなか自信が持てなかったけれど、今はいい意味で気にしなくなった。

ハプロDとしては、今に戻って来れるなら、過去も未来もどちらでもいい。
やっぱり今を中心に考えている。

ハプロRさんは、未来はあまり見たくなさそうだった。

ハプロDの私にとって、ハプロMとハプロRは共通項も感じている。
ハプロNは自分にない要素を感じて「ハプロって面白い!人を知るって楽しい!」と思った。

ハプロNさんの「過去に戻ってやり直したい」というご意見が印象的。

木村恵美(ハプロD)

ハプロNの方は、人生の分岐を「こっちを選択したから、結果はこう。あっちの選択肢をとっていたら、今私は…。」ということを考えています。それが、今回のご意見にも表れていますね。